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マネーリテラシーの向上が、
人生を豊かにする。

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森井じゅん
公認会計士・税理士

公認会計士森井じゅんによる、新時代のマネーリテラシー『税』を学ぼう!

森井会計事務所代表として税理士業務、企業コンサル・監査を務める傍ら、お金にまつわる執筆や子育て論などのTVコメンテーターとしても活躍中の森井じゅん先生。
稼ぐためには投資も大切ですが、出ていくお金を「守る」ために、私たちの生活からは切っても切れない「税金」について、様々な角度から教えていただきました。『新時代のマネーリテラシー』~森井先生と『税』を学ぼう~講座。どの世代・職種の方々にとっても、有益な情報が目白押しです!
私たちが必ず払う、税金のことをもっと知ろう。
日々暮らしているだけで必ず支払わなければいけないのが、税金や社会保険料です。たとえば、月給が30万円だとしたら5万円近くがこの税金や社会保険料という形で天引きされてから手元に残りますよね。これだけでも、かなり引かれているなと感じると思いますが、さらにここから何かを買うときには消費税がかかります。平成元年に3%ではじまった消費税が、気がつけば今は10%。どんどん負担が大きくなっている中で、人々の購買力が下がっていくのは当然の結果です。だからこそ、経済で様々影響を及ぼす原因の一つになっている『税』をもっと知ることが必要なのです。日本経済が良くなって、その先にみなさんの暮らしが豊かになっていくために。税金についてのお話をしていきたいと思っています。
株価が上がっても、給料が上がらないのはなぜ。
経済には、実体経済と金融経済の2つがあります。まず、モノやサービスを生産し、購買・消費する「実体経済」。一方、「金融経済」は金融商品や株取引、投資信託などお金でお金を生み出す仕組みです。今日本で株価が上がるのに給与が上がらない!と言われるのは、金融経済にどんどんお金が回され、実体経済にお金が回らないことが原因になっています。そうなる理由の一つには税金が関係しています。税金が給与からたくさん引かれ、消費税も増税となれば使えるお金にブレーキがかかる。すると、実体経済がストップしてしまうのです。一方、お金を持っている人はさらにお金を増やすために金融商品を買って、金融経済を潤していく。実体経済にお金が回らなければ景気が良くならなくて給料は増えず、多くの人は一向に暮らしが豊かになった気がしないのです。
レモンサワーがブームになった、意外な理由。
ビールが高いのは、酒税が高いから。そこでメーカーは企業努力で発泡酒を開発しました。麦芽の量を変えることでビールと同じ酒税にはならないビールに近いお酒を開発し、市場には第三のビールが溢れました。すると、今度は法律が変わり発泡酒の税率が上がったんです。一方、リキュール類の税率は低いまま。そこで、メーカーは安くて買ってもらえる缶チューハイに力を入れて開発を進め、レモンサワーが流行っているのです。けれど、また税率の改正が行われる可能性はありますよね。企業は研究開発を頑張った。しかし流行っているから税率あげようといたちごっこが起こっているのが現状です。税金はこのように企業活動に大きな影響を与えます。もちろん、私たちの消費行動にも影響を与える。目的は、日本を豊かにするための税制ですが、そのようになれているかは冷静に見極める必要があるでしょう。
どんな国にするのか。そのためにどう税金を使うのか。
現在、法人税は下がっている一方で、消費税は上がっています。すると、人々はお金を使わなくなるので、需要が増えず、供給も増えません。たとえば、ある車が人気ならもっとつくる。需要があることでつくる人や企業が増えて供給力が増える、この供給力が日本にとっては重要になります。自分たちで供給する力が強ければ、たくさんつくって余ったものを海外に売ることもできる。外交のカードにも使えるかもしれません。どういう国にしたいのか、そのためにどう税金を使うのか。私たちは政策をかえることができないけれど、選挙にいったり、税金の話をすることで、世の中を変えていくことはできます。練りに練って考えられた税金の制度かもしれないけど、違うものは違うと言えるように。そのために必要なのは知識です。税金についてみんなで学んでいきましょう。