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大きく変貌する中野エリアと不動産投資【プロが教える不動産投資コラム】

不動産購入をする際には「立地の選定」がとても大切です。現在東京都内では多くの主要エリアにおいて再開発が加速していますが、筆者のオフィスである中野駅周辺もそのうちの一つです。筆者が2003年に中野駅近くに事務所を構えてから18年が経過しましたが、この間には中野駅北口には再開発により早稲田大学、明治大学、帝京平成大学の中野キャンパスが誕生し、さらにキリンビールの本社、栗田工業の本社なども誕生しました。中野駅北口には多くの飲食店が立ち並んでいますが、居酒屋などではキリンビールを置いている店が多くありキリンビールさんの営業力が発揮されています(笑)

南千住に東京電機大学が誘致され街が活性化したように中野駅エリアは元もとにぎやかな街ですが、こうした開発によりさらに活性化しました。

発展を続けてきた中野エリア

「中野」駅はこの20年間に乗降客数もJRだけでも1日平均約3,300人増え、私の事務所のある中野5丁目においては地価も㎡当たり160万円から283万円と約75%上昇、さらに駅周辺のタワーマンションなども坪単価が500万円を超える状況となっています。

そんな中野エリアはさらに大きく変貌を遂げようとしています。 かつて新宿エリアと中野坂上エリアがビル群において融合したように今後は西新宿エリアと中野エリアがある意味、融合していく可能性を帯びています。 つまり中野エリアが西新宿の一角を占めるような大型商業ビルの建設が計画されています。 さらに中野サンプラザの建て替え事業、新しい改札口、多くのビルの誕生など中野エリアが居住エリアのみならず、「一大ビジネス拠点」となる可能性を帯びている訳です。 このような再開発が進む中野駅にアクセスしやすい沿線やエリアもマンション投資の対象としてさらに脚光を浴びる事になるでしょう。 では実際にどのような計画が進んでいるのか見てみましょう。

中野駅南口<中野二丁目地区>

中野駅周辺エリアの再開発は近年北口を中心に進められてきました。今後も北口エリアの再開発も進められますが、中野駅南口駅前も大きく生まれ変わります。

中野駅の南口を出て左方向(新宿側)では今も大規模な工事が進められています。ここはかつて大規模な公団住宅があったエリアです。これは「中野二丁目地区第一種市街地再開発」と言われるもので敷地面積が1万平方メートルを超えるという中央線でも新宿などを除くとかなり大きな規模の開発と言えます。

高さ120メートルの事務所棟と高さ145メートルの住宅棟のツインビルの建設が予定されています。業務用のフロアにおいてはワンフロアで500坪という巨大なオフィススペースが誕生します。ワンフロアの面積が広いという事は大企業の入居も想定されます。

商業施設や公園なども建設され、建物竣工は2022年、再開発全体の完成は2024年頃となっています。

筆者も建築現場をよく見ますが、広大な土地に鉄骨が張り巡らされ未来都市の様になっていました。

現地前の線路沿いの通りには昔ながらのお店も多い商店街となっています。このような近代的な建物が完成するとまさに新旧の混在する街となり、中野の魅力も一層深まるのではないでしょうか。さらに今後は就業人口、定住人口ともに大きく増加する事で、周辺も大きく発展していく事も予想されます。

中野サンプラザ建て替え計画<中野駅新北口駅前エリア>

中野サンプラザは1973年(昭和48年)に開業し、多くのコンサートなども行われ知名度も高い建物です。建て替えは区長選の争点になるなど地元を始め多くの方にも関心のある所でしたが、結局建て替えが決定しました。

ちなみに現在も中野サンプラザのホールの人気は高く、工事着工まですべての日程が埋まっているそうです。

新しい街区は「NAKANOサンプラザシティ」となり、オフィスやレジデンス、商業施設などが入る高さ200メートルを超える 高層ビル「シンボルタワー」が建設される他や、大ホール「中野サンプラザ」は収容人数が3倍以上の7000人となります。

中野区役所も建て替えが計画されており、場所は駅から少し遠くなり早稲田通りの方で現在の中野体育館の辺りとなります。「NAKANOサンプラザシティ」や「新・中野区役所」などはスカイデッキで結ばれる予定です。

駅前から早稲田通りにかけての一体が再開発として生まれ変わり、先に誕生した四季の森と加えて中野エリアのイメージもさらに新しくなると予想されます。

中野駅新北口と新北口駅前広場、駅ビル

中野駅では現在改札口が北口と南口だけですが、中野通りの西側、区役所や中野サンプラザシティの方に新しい改札口が建設されます

南北通路も建設され、駅は橋上となり2026年度(令和8年)完成の予定となっています。さらにJR東日本の駅ビルも建設され2027年度に開業の予定です(中野駅西側南北通路、橋上駅舎等事業)。完成パースを見ると、中野通りの西側はホームの上はすべて建物となるようです。中野駅のイメージも大きく変わります。

南北通路の南側にも西口広場が作られます。また現在、駅南側は昔からの住宅街で道路も狭いエリアです。今後はこのエリアも再開発計画により大きく変わっていく事も予想されます。

囲町(かこいちょう)東地区の再開発

中野駅の北口西側(高円寺方面)の線路沿いのエリアでは3棟のビルの建設が計画されています。現在のキリン本社と線路の間で戸建て住宅やマンションなどの他、古くからの材木屋さんなどもあるエリアです。2023年度に完成の予定です。

再開発エリアは中野四季の森公園に隣接しており、企業も多いエリアです。

周辺には「中野セントラルパークイースト」「中野セントラルパークサウス」などのビジネスビルがあり、上場企業も多く中野エリアがビジネス拠点としても発展する可能性を秘めています。

中野駅周辺再開発の影響は

このように中野駅周辺は今後大きなビジネスゾーンとして生まれ変わっていきますが、今後は中野エリアを中心として地下鉄丸ノ内線、西武新宿線、総武線、東西線、中央沿線の不動産投資が脚光が高まる可能性を帯びています。

つまり中野駅周辺で居住するだけでなく、そこが勤務先という賃貸需要が拡大していると考えられます。

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