インフレと
不動産投資の関係
不動産投資は、インフレに対する有効な対策の一つとなります。インフレとは、モノの値段が上がる現象のこと。同じ金額の現金で購入できるモノの数が減るので「現金の価値が下がる」と捉えられます。
不動産を始めとした実物資産は、インフレが進むと一緒に価格が上昇する性質を持っています。つまり、モノの値段が上昇するのに合わせて資産価格も上がるため、インフレの影響を緩和できます。
さらに、インフレが長期で進む場合には、都市部を中心に賃料の上昇も期待できます。特に東京都心部のマンション投資などにおいては、賃料収入の増加という面でもインフレ対策として有効です。
実際不動産価格は上昇傾向で、
特に2021年頃から、インフレの影響を受けて
上昇ペースが加速しています。
インフレ局面における資産価値の増加が期待できます。
国土交通省の不動産価格指数(住宅総合)
金利と
不動産投資の関係
金利上昇はローン金利に影響を与えるため、不動産投資にネガティブという考え方があります。しかし、実は株や債券および経済動向についても、金利の上昇はネガティブな影響を与える場合があります。
日本の利上げにより日米間の金利差が縮小したことは、2024年7月の株安や円高の要因のひとつです。
金利上昇のさまざまな資産への影響を整理すると次のようになり、むしろ不動産投資以外の方が短期間のうちに影響が出うることがわかります。
不動産以外のさまざまな資産においては、資産価格自体が金利の影響で下落(為替では円高)するリスクがあることがわかります。
逆に、不動産価格の変動は、有価証券や為替と比べると変動が緩やかです。
利上げは緩やかに進められる見通しのため、
不動産投資への影響も時間をかけて
徐々に現れる見込みです。
金利上昇により市況が急変した有価証券と比べると、
投資環境は安定しています。
為替と
不動産投資の関係
不動産投資は、為替の影響をあまり受けずに済むのが特徴です。一時1ドル160円を突破した為替は、2024年7月以降急速に円高が進みました。2024年から新制度が始まったNISAなどを通じて外国株など外国資産に投資している人のなかには、為替による損失を受けた人も多いでしょう。
外国資産へ投資するときには、為替変動が損益に影響を与える点に注意が必要です。例えばアメリカ株のリターンは、以下の図のようにドル建てアメリカ株のリターンと為替変動率のかけ算で計算します。
すなわち、せっかく株が上昇しても、円高が進めばリターンが減ったりマイナスになったりしてしまうのです。たとえ日本の投資信託を保有していても、投資先がアメリカ株であれば(為替ヘッジがない限り)同じインパクトを受けます。
一方国内の不動産であれば、
不動産投資はほとんど為替の影響を受けません。
為替変動リスクを抑えた安定投資先としても、
不動産投資は有効な選択肢のひとつです。
世界情勢と
不動産投資の関係
海外情勢と切り離された投資という観点でも、日本での不動産投資は有効な選択肢となります。近年はロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの紛争、米中の対立など地政学リスクが高まっています。
海外資産への投資では、当然ながら世界情勢の悪化が価格下落をもたらすリスクがあります。日本の資産でも、株式のような有価証券では、海外市場の影響を受けがちです。
その点では、不動産の賃料動向が世界情勢の影響を受けるリスクは低いといえます。世界情勢の影響と切り離して安定した投資を実践したい人も、日本国内での不動産投資を検討してみましょう。
こうしたときこそ、不動産という実物資産をポートフォリオに組み入れることは有効。
賃料収入主体の長期での不動産投資は、ほかの投資と比べると安定した資産運用が可能なため、インフレや為替・金利変動などの影響から資産を守るうえで有効な投資先となります。
すでに株や為替などで経済環境や金利の影響を大きく受ける投資をしている方は、不動産投資にチャレンジして資産全体の損失リスクを抑えるのも一案です。
特に都心部のマンション投資なら旺盛な賃貸需要が見込まれ、より一層安定した投資が期待できます。都心部のマンション投資を始めようと検討している方は、ぜひインヴァランスに相談してみてください。