- 長崎県出身。コンサルタントとして活躍しながら、多くの部下をまとめ、育てるマネージャーの役割も担う。常に客観的な視点を持ち、フラットに接する姿勢が支持を集めている。
- Q1.どんなことを大切にしながら仕事に取り組んでいますか?
- お客様の目的は資産をつくることであり、マンションを買うことではない。そう常に意識するようにしています。どんな方もご自身の人生において目的があって、その手段としてマンション購入を選ぶかどうかのお話です。もし、お客様のご状況を伺ったうえで条件が悪かったり、不動産を所有した時に喜ばれている未来が見えないようであれば、お客様には「合っていないと思います」と正直にお伝えします。もし私のお話を聞いてご購入を決めていただいたとしたら、一生自分が責任を持つので、後から後悔したと思われるようなことがあっては、私自身がなんのために仕事をしているのかがわからなくなってしまいます。仕事としてお金を稼ぐことも大切ですが、それ以上に人として恥ずかしくない仕事がしたい。そう考えています。
- Q2.仕事への姿勢が形づくられた経験を教えて下さい。
- まだ年次が若い頃のお話です。その時はたまたま販売成績がよく、あと1契約が決まれば社内で1位になれる状況にありました。最終日、どうしても結果が出したい思いと商談に向かうと、その気持ちが透けて見えたのでしょう。お客様からは、「あなたからは買いたくない」とはっきり言われてしまいました。自分都合でそう言わせてしまったことを激しく悔いた日。自分が最もなりたくないはずの人になっていました。それからは、売ろうと思うことをやめようと心に誓いました。知識も身につけ、リスクもきちんとお伝えする。そのうえでご判断いただくことにまっすぐ向き合い続けた結果、ある時、何社もお話を聞かれていたお客様からは「君の話が圧倒的にわかりやすく信頼できる。君がいい。」と言っていただく経験もさせていただけるようになりました。
- Q3.今後どんなコンサルタントをめざしますか?
- この業界の社会からのイメージは、正直あまり良くないのが現状です。そして、それをつくっているのは、この仕事に携わっている一人ひとりです。お客様に「君からは買いたくない」と言われたあの時の自分のように、売りたいがために適当なことを話すような人間ばかりでは、これからも世の中からは必要とされません。不動産自体はとてもいい資産形成の手段なのにも関わらずです。だからこそ、私は金融も経済動向も、年金もインフレ・デフレも、あらゆる角度から資産形成の話ができるように学び続けます。根拠を明確にご説明した上でお客様がご自身で判断できるようサポートするコンサルタントを体現することで、目の前のお客様のご満足と、ひいては業界のイメージも変わっていく一助になれたらと思っています。