04生命保険代わりにもなり、節税メリットも
所得税・住民税を節税できる場合がある
会計上の仕組みで課税所得を低く抑えられる
不動産投資のメリットとして節税効果が挙げられます。
不動産のように資産価値が大きく何年も使えるものは、購入時に一度に経費計上するのではなく、耐用年数に応じて費用計上していく会計処理を行います。これを減価償却と呼びますが、この減価償却が課税所得を低く抑えることに役立ちます。
不動産投資では収入を経費などの支出が上回ることで、不動産所得が赤字になることがあります。不動産所得の赤字は本業の所得と損益通算することができるため、所得税と住民税が減額できます。ちなみに減価償却費は実際の支出を伴うことなく計上できる費用であるため、税金の負担を軽くするために手元の現金を支出する心配はありません。
このスキームは本業の年収が高く所得税率が高い方に特に効果があります。
どれくらい節税できるの?
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どれくらい節税できるの?
不動産投資での節税額をモデルケースで見てみましょう。
例)年収 1,400万円 、課税所得1,002万円のケース
不動産投資をしない場合の納税額:277万円
不動産投資で帳簿上100万円の損失が出た場合の納税額:234万円
277万円ー234万円=【43万円の節税】
節税効果が高いのは、モデルケースのように年収(課税所得)が高い場合です。
基準となる所得は「900万円」。900万円を超えると所得税率が33%と高くなるためです。年収の目安としては1,200万円程度となります。