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堀米雄斗は25歳で年収20億円超? スケートボード金メダリストの驚くべき金銭事情とは

日本のスケートボードシーンを世界レベルに押し上げたレジェンド的存在といえば、堀米雄斗(ほりごめ ゆうと)選手です。

2020年の東京オリンピックで新競技となったスケートボードの男子ストリートで金メダルを獲得。日本のみならず世界中でその名を轟かせた彼は、続く2024年パリオリンピックでも再び金メダルに輝き、スケートボード界の頂点に君臨しました。

そんな堀米選手は大会の賞金やスポンサー契約などにより、20代という若さですでに年収が20億円を超えているというウワサも。東京五輪で初代王者に輝いた頃から「22歳にして年収数億円」「ロサンゼルスに1億円の豪邸がある」など、スケートボードの実力だけでなくその暮らしぶりにも世間の注目が集まっていましたが、現在の懐事情はどうなっているのでしょうか。

本記事では堀米選手の年収や収入源、資産運用への姿勢などについて深掘りしていきます。

“10億ドル産業”スケートボード選手の収入源

1999年に東京都江東区で生まれた堀米選手は、タクシー運転手として働きながらスケートボードをやっていた父親の影響で、6歳の頃からスケートボードに親しんできました。最初は公園で遊ぶ程度だったそうですが徐々に頭角を現し、小学生になると海外大会で数々の賞を獲得するほどの実力に。15歳になるとAJS(日本スケートボード協会)の年間グランドチャンピオンに2年連続で輝き、国内のトップ選手として活躍するようになります。

高校卒業後は「アメリカでプロになる」という夢を叶えるために渡米し、スケートボードの本場であるロサンゼルスに活動拠点を移しました。

その翌年、2017年にはスケートボードの世界最高峰プロツアー「ストリートリーグ・スケートボーディング(SLS)」のバルセロナ大会で初参戦ながら3位に入賞。日本人初の表彰台獲得となりました。さらに2018年の同大会では、リーグ開幕戦のロンドン大会で日本人初の優勝を果たし、そこから3連勝。

そして2021年には東京五輪で金メダルを獲得しました。その後は国内選手のスケートボード競技レベルが急速に上がり、一時は2024年のパリ五輪行きを諦めかけていましたが、逆境を乗り越えて劣勢からの大逆転の末に代表入りが決定。本番のパリ五輪でも金メダルを獲得してオリンピック2連覇を成し遂げ、再び頂点に立ちました。

そんな堀米選手の偉業をきっかけに、日本におけるスケートボードの認知度は瞬く間に上昇することになったのです。

世界的に10億ドル産業と言われているスケートボードは、アメリカを中心とした海外では2000年代から大衆に広まり、「稼げるスポーツ」として認識されています。一方で、日本はスケートボード後進国。かつては「海外に比べて10年は遅れている」と言われていました。

しかし、SNSの登場などにより状況が少しずつ変わり始めます。スケートボードをとりまく環境が整備され、若い世代のスキルがだんだんとレベルアップ。そんななか堀米選手が世界のトップに君臨したことで、海外と同じように日本人スケーターも大金を稼げる時代が到来しました。

増え続ける企業とのスポンサー契約

プロスケーターの一般的な収入は平均月収13万円〜40万円程度、平均年収400万円ほどと言われています。主な収入源はコンテストの賞金とスポンサーからの報酬。ほかにもメディアへの出演料やインタビューの報酬、シグネチャーモデル(名前が入った特別仕様の商品)からのロイヤリティなどが挙げられます。

コンテストの賞金は優勝者で100万円〜500万円ほどと大会によって異なりますが、先述した世界最高峰の「SLS」における各大会の優勝賞金はなんと約1100万円。年間3〜6つの大会で入賞している堀米選手の場合、賞金だけで少なくとも年間1000万円以上を稼いでいると推測できるでしょう。

プロスケーターの収入におけるもうひとつの大きな柱が、スポンサー契約料です。ブランド・商品のプロモーション活動やコラボレーション商品の展開を行うことで、企業から報酬を獲得します。

例えば、スケートボード界の最前線にいるナイジャ・ヒューストン選手は、契約料が約2億円とされるアメリカのスポーツブランド「NIKE SB」を含む10社以上と契約。大会賞金を含めて約30億円の年収があると言われています。

堀米選手はというと、所属契約を締結している「三井住友DSアセットマネジメント(資産運用会社)」のほか、「NIKE SB」「ムラサキスポーツ」「楽天」「デルタ航空」「リポビタン(大塚製薬)」「SEIKO」「G-SHOCK」「NEC」など、確認できるだけでも15社以上の有名企業とスポンサー契約を結んでいます。海外の企業だけでなく、日本の企業もスケートボードに商機を見出していることがわかる顔ぶれですね。

気になる契約料は明らかにされていませんが、1社あたり数千万円〜数億円と言われており、知名度が高くなればなるほど契約料も高額になります。これらの契約により、堀米選手の年収はウワサ通り20億円を超えていてもおかしくないのではないでしょうか。

資産運用に対する積極的な姿勢も?

年収20億円超えが囁かれる堀米選手は、高校生の頃から「アメリカに行って10億円稼ぐ」と口にしていたそうです。

派手なライフスタイルが報じられることこそないものの、東京五輪で金メダルを獲得した後、ロサンゼルスに540坪の敷地に建つ豪邸を購入。4LDKで庭にはスケートパークが作られており、購入金額は1億円超えとも言われています。

また、「デイリー新潮」の取材班によると、彼がX(旧Twitter)でフォローしていたアカウントにはスケート仲間や仕事関連のものに加え、投資関連のものも目立っていたそうです。

現在はフォロー欄が一新されていますが、3年前の時点ではゴールドマン・サックス勤務後にヘッジファンドを立ち上げて成功したジム・クレイマー氏、テスラ創業者で暗号資産投資を行なっているイーロン・マスク氏、マネックスグループの代表で日本における暗号通貨投資の旗振り役的存在の松本大氏、投資情報を発信している“じっちゃま”こと広瀬隆雄氏などをフォロー。ほかにも、暗号資産で財産を築き上げたインフルエンサーや億トレーダー、投資関連書籍の著者などのアカウントが並んでいたようです。

スケートボードの実力をもって世界で活躍し、スポンサーからも注目される堀米選手は、資産運用についても積極的な姿勢であることが伺えます。彼のスポーツ界での活躍と新たな挑戦、そして今後は投資家やビジネスマンとしての動向からも目が離せませんね。

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